インデペンデンス・デイ
そんなこんなでインデペンデンス・デイ・リサージェンスを観て来ました。
なんだか前作とはちょっと毛色が違ったように思えましたが、私は楽しめました。1と2で方向性とか違ってくるのはハリウッドではよくあることですしね!
それが特に印象的だったのは、ニコラス・ケイジのゴーストライダーでしょうか。1のラストでは、「お前頑張ったからゴーストライダーじゃなくしたるわ。そんな骸骨変身もう嫌やろ」という真のラスボスっぽい奴からの申し出に、「俺はゴーストライダーをやめる気はねぇ……お前を倒すまでな!」ビシッとかっこよく決めていたのに対し、2では冒頭から「ゴーストライダーやめたぁい……」ってぼやいてましたからね! 前作全否定ですよ。
それはともかく、インデペンデンスデイです。
ざっくり1について説明すると、独立記念日祝おうと思ったらなんか宇宙船が侵略に来た! これはもうあれだ、宇宙からも独立記念日だ! 人類は負けない、宇宙船落とす! という20年前のSF映画です。ウィル・スミスの出世作としても有名ですね。
インデペンデンス・デイがいかに良い作品であるかは、さまざまな方がすでに言葉を尽くしてくださっているので多くは語りませんが、これだけは書いておきたいことがあります。
それは、エイリアンをしっかり「物」扱いしているということです。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、法律上エイリアンは動産(物)なんですよね。犬と同じ扱いです。どんなに高度な知識を持っていても、意思があっても、物です。世知辛い。
そしてこのことについて弁護士の大西先生はツイッターで次のようにおっしゃっておりました。
【無主物先占】誰のものでもない動産を所有の意思をもって占有することをいい、これにより所有権を取得することができる(民法第239条1項)。宇宙人と出会ったら所有の意思を持って抱きしめればその宇宙人はあなたのもの。スーパーマンやチューバッカやスポック船長を見たらぜひゲットしたい。
— 弁護士大西洋一 (@o2441) 2013年4月14日
ちょっと先生センスありすぎじゃないでしょうか。
そしてインデペンデンス・デイのどこでエイリアンが物扱いされたかというと、ウィル・スミス演じるヒラー大尉がエイリアンの戦闘機を撃墜した直後のシーンです。墜落した戦闘機のハッチをあけると飛び出してきたエイリアンを足蹴(殴ったんだっけ?)にヒラー大尉は言い放ちます。
「It's barbecue !!!(焼いて食うぞこらぁ!)」
It! 物! 物扱いちゃんとしてるー!
いやまあ、だからなんだって言われたらそれまでなんですが……。
明日使える無駄知識ということで一つ。もしこれからインデペンデンス・デイをごらんになる方がいらっしゃったら、誰かに紹介していただけると、無駄知識の輪が広がって大変よろしいと思います。
リサージェンスの内容については、まだごらんになってない方も多くいらっしゃると思うので今回は触れないでおこうと思います。
ただ、別にネタバレでもなんでもないので言ってしまうと、今回続編なのにウィル・スミスが出てないんですよね。どうやら有名になりすぎてギャラが高額になりすぎたのが問題だったとか、彼自身がギャラもっと挙げろとか家族も出演させろとか言ったのが問題だったとかそうじゃないとか。何が真実かはよくわかりませんが、ウィル・スミスが出てたら、もっといい作品になったんじゃないかなぁと残念無念です。
そして特に意味もなく中国出身のパイロットとか指令が出てきているあたり、資本主義の冷たい波を感じますね! トランスフォーマーのロストエイジみたいな。いやでもめっちゃ美人さんでした!
前作と同じ気持ちで観に行くと裏切られるかもしれませんが、純粋にSF映画を観に行くと思えば間違いなく楽しめる作品です。前作を観ていない方はぜひこの機会に!
下のリンクから!(ゲス顔